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蹴球歳時記

蹴球歳時記

印象に残った試合

2002年10月5日万博競技場

G大阪対ジュビロ磐田(0対2)

この日は当時、万博競技場の歴代1位の入場者を数え、
ゲーム前から期待していた。
目当ては、今ではドイツにいる高原直泰だ。
得点王ランキングもトップを走っていた。
この試合残念ながら地元G大阪は負けてしまったが、
この試合で私の目を引いたのは、
両チームの展開するサッカーの差であった。
G大阪の特徴は、両サイド、新井場と森岡のクロスにマグロンが合わせる。
さらに、その周りを吉原が動き、機を見て遠藤が2列目からシュートする。
見てわかるような攻撃的なスタイルでした。
対する磐田は、この日、
高原と中山が激しく左右にポジションをチェンジ、
3バックのガンバはなかなかつかみきることが出来なかった。
結果、高原2得点。
2点目の単独突破は中山のデコイランで出来たスペースからの賜物。
そして中盤、名波と西の左右のポジションチェンジと
西と藤田の上下のポジションチェンジ。
福西(途中交代)と服部のマークの受け渡し方と、
DF鈴木のオーバーラップ。特徴を把握している相手に対して、
いかに自分達の予測通りにパスを出さしめるかを考えた動きの質に
74年オランダのトータル・フットボールを見た気がした。
この試合での磐田は要所要所でボールをキープして、
自分達のバランス、展開を崩すことなく試合を運んでいた。
このシーズンに両ステージ制覇を成し遂げたのは納得できる。


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